
Google reCAPTCHA の管理者移行について
2025.10.01
Google reCAPTCHAについて
Google reCAPTCHAは何に使っていますか。
reCAPTCHAとは、Googleが提供するセキュリティサービスで、メールフォームからスパム投稿を防止するために設定しています。ページ右下にこのマークが表示されているページが送信件数のカウント対象ページです。
Google reCAPTCHA以外の選択肢はありますか。
代替手段もあるようですが弊社では採用実績がなく、スパム投稿をどの程度保護できるものか確認できていないため、現状では弊社からの他社代替サービスへの乗り換え提案は行っておりせん。
なぜ、管理者の移行が必要なのですか?
2025年末までに reCAPTCHA の管理は Google Cloud プロジェクトへ移行されることになりました。従来は1アカウントあたり月間送信件数100万件まで無料だったため弊社で一括管理していましたが、Google側の仕様変更によって件数が10,000件を超えると有料となり、最大10万件まで8USドルの料金が発生するようになりました。(10万件以降は送信件数に応じて金額が加算されます。)
送信件数10,000件/月のカウント方法を教えてください。
送信件数は、問い合わせとして届いたメール以外に、スパム攻撃も1件としてカウントされます。
例)10月の問い合わせ件数が5件でも、スパム攻撃が50件発生した場合、送信件数は合計55件となります。
送信件数が10,000件/月を超えた場合はどのようになりますか?
送信件数が10,000件/月を超えると有料となり、料金が発生します。管理するgoogleアカウントにクレジットカードが登録してある場合、登録カードから8USドルが引き落とされます。カード登録をしていない場合は、翌月無料分が復活するまでreCAPTCHAのスパム防止機能が一時停止します。
クレジットカードの登録は必須ですか?
一部メディアでは引き続きカード登録なしで問題ないとしている記事がありますが、Googleの公式見解ではないため、現時点でカード登録が必須となるかどうかは不明です。少なくとも2025年の年末まではGoogle cloudプロジェクトへの移行作業が続くため、2026年1月以降カード登録に関する情報発信があると予想されます。月あたりの送信件数によりますが、送信件数が料金の発生する10,000件/月を大幅に下回っているアカウントの場合は、カード登録をせず様子を見ても良いでしょう。
クレジットカードの名義はどの名義でも構いませんか?
原則問題ないと思いますが、Googleアカウントに登録している情報と異なる名義の場合、支払いが完了しないケースがあるようです。ご注意ください。
reCAPTCHAの送信件数を知りたいのですが、どこから確認できますか?
下記の手順で確認いただけます。
- Google reCAPTCHAの管理画面にアクセスします。
https://www.google.com/recaptcha/admin?hl=ja- 情報閲覧には管理用Googleアカウントによるログインが必要です。
- 初期設定では7日間の合計リクエスト数が表示されています。
画面右プルダウンメニューから、期間を変更して「90日間」を選択してください。表示されている合計リクエスト数の約3分の1が目安の一ヶ月分です。
管理者の移行について
reCAPTCHA移行に伴う必要情報
貴社のGoogleアカウント(メールアドレス)が必要です。Googleアカウントの情報はreCAPTCHAの管理権限を付与するためだけに使用し、お借りしたGoogleアカウントに対して弊社がログインすることはありません。移行後は、貴社側でGoogleアカウントにログインしていただき、reCAPTCHAの送信件数をご確認ください。
reCAPTCHAの移行の費用について
貴社のホームページ環境によって異なります。担当者より個別にご連絡いたします。
reCAPTCHA移行の主な流れ
- 貴社のGoogleアカウント(メールアドレス)を共有ください。その際パスワードは不要です。
- 共有いただいたGoogleアカウントに対し、弊社がreCAPTCHAの管理者権限を付与します。
- 当該reCAPTCHAから弊社Googleアカウントをログアウトします。
移行後に対応することはありますか?
管理移行後、ご連絡いただいたgoogleアカウントを用いてreCAPTCHAの管理画面にログインできるかご確認ください。10000件/月のカウントを超えないかどうか、定期的に送信件数を確認することをおすすめいたします。
移行後のreCAPTCHAの管理について
reCAPTCHAの移行完了後、弊社のGoogleアカウントは管理者からログアウトします。移行後は貴社で管理ください。
なお、以下の点に注意してください。
- スタッフ個人のアカウント等に紐づけると、管理が不明瞭になる恐れがあります。
- 長期間ログインしないとGoogleアカウントが無効化または削除される可能性があります。